転覆トリオ
<カヤック艤装>
2009年12月某日、長さん より「今、カヤック買って来ました」との一方が入る。「何買ったの?」との問いに「さあ~?」との返事。一抹の不安がよぎる。
早速次の日、テリ共々私のガレージに集合し買い出しに。
SCでハミングバードGPS&魚探コンボ・ダイブフラッグ一式、Targetにてクレート・ゴムロープ、Westマリンにて金具・パイプなど小物一式、電気屋にてバッテリー・チャージャー・配線一式等を調達し艤装に取り掛かる。
テリサンは何のマークもせずにいきなりドリル全開でガリガリ穴を開け始め、それを見た長さん「唖然!?」
工作すること1時間、装備だけはダイビングとフィッシング用の戦闘火薬が出来上がる。
が、艇の性能は誰も知るすべも無い。果たして「この火薬浮くのであろうか?」
<1月3日 進水式>
この日は前日がバースデーボーイの2名(テリと長さんは1/2生まれ)と更に正月と転覆トリオ結成式と、長さん火薬デビューを兼ねためでたい事尽くしの新年初出撃となった。
12時の集合時間にはすでに全員が顔をそろえ、長さんの準備を寄ってたかって手伝う。
さあイザ進水式である。ダイブ機材で重心の不安定な火薬はここが一つの関門である。
銀の斧も、高級シャンパンも無く寂しい限りではあるが、めでたく進水式完了。
が、ふと見ると火薬が「あっちに逝ちゃいました~!」
と言うことで、長さんの進水式も併せて執り行われました。
<ダイビング>
私は午前中潜っていた為、ダイビングせず、テリ大佐が長さんを連れいつもの場所に潜行。も、他の潜水部隊が爆撃した後らしく、長さんの1匹のみで浮上。
初火薬で体力を使い果たした長さんを残し、テリ大佐は0.2マイルの水面移動の後、西高地を単独爆撃。残念ながらここも別部隊の爆撃後で結果が得られず。
教訓 : 日曜の午後は駄目よ!
<鬼ジギング>
快晴、無風の中、鬼が島東を3名で絨毯爆撃することに。
1月から鬼のレギレーションが変わり、240f以内での釣りとなってしまった。
3名のチャーターベイト改は是好調で入れ食い状態が続くも、300fの魚に比べ方が小さい為、中々リーガルがでない。
<長さん号寸評>
長さんの号はいつ沈してもおかしくない、危険極まりない火薬である。
何せダイビング機材を乗せると大きく後方に傾き、メタボに足を踏み入れた長さんが乗ると喫水も限界に近い。
これで大きな引き波が来たら、、、、、
実に楽しみな火薬である。
本人いわく「暴れ馬を乗りこなすのは得意です。気合で乗りこなしてみせますっ!」との事。
<1月17>
正月早々、買ったばかりの新車にオカマを掘られて意気消沈気味の長さんと、ストームとストームのわずかな合間を見ての強行出撃となった。
曇り空の中、9AM集合し沖に出る。
予報では午後から西の風に変わるとの事で、行きは北東の風に乗って、帰りは南西の風に乗って、「楽して浮こう」と計画を立てる。
果たしてその通りの結果となった。
早々は北東の風に煽られ釣りにならず、6オンスでも底が取れない。
10時30分、雲が晴れ快晴、無風状態になったところで鬼が島東230fにて入れ食い状態に。サイズが出ないながらも何とか釣果を上げる。
11時、南西の微風に変わる
其処で新兵器投入<Stradic4000FI,Tescata70L,DUELタイラバ>
この水深でも竿先ビンビンで超高感度であるが、針が小さすぎる為か合わせると1発で乗ってしまい、ダブやら子鬼やら爆釣も選んで釣ることができず、結局大物は皆無であった。
今後フックを変えたら最大の武器になることは間違いないと思う。
12時、次第に南西の風が強くなり、撤収する事に。湾内のマウス近くにてルアーを投げることになった。
1投目からボニートGETで期待が高まるもその後が続かない。
何とかもう1匹を追釣したところで雲行きが怪しくなり完全撤収。
長さん 中鬼3
私 ダブ多数(リリース)大鬼1、中鬼2、ボニート2、(魚は全て長さんにお持ち帰り願った)
<後述>
このところエビダイバーの釣りキチ化が進んで困った(?)ものである。
この調子でSaltGameのEBIDAIVER化計画(乗っ取り作戦)を進めて逝こうと思う!