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レポート - Entries for 江口ヒデオ
 Syndicate 江口ヒデオ's entries

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2008/02/29

Author: 江口ヒデオ (8:31 am)
日時:2月28日(木)20:00
場所:△△△△沈船
メンバー:ヤマランチさん、Hideo

今夜はヤマランチさんの海老シーズンラストダイブの可能性が高いということで、気合いを入れて△△△△谷に沈む沈船へ行くこととなった。
僕の呼吸ではHP100では不安が残るため、タカランチさんから事前にHP120を借りて挑む。

結果から言うと、沈船到着前にパニクってしまい、沈船では海老を探さずヤマ尻に集中していました。。

というのも、1昨日のダイブ後の無駄話中に怖い話を聞いてしまい、その話が頭から離れずどんどんネガティブ思考に・・・。

ヤマランチ:
「1stステージはちゃんとキャップを閉めて水に漬けないようにしないとダメだよ」

ヒデオ:
「えっ!?、キャップは干す時に引っ掛けるために付いてるんじゃないんですか!?」

ヤマランチ:
「違うよアホ!」
「ちょっとでも濡れたらオーバーホールに出す人もいるぐらい丁寧に扱わないとダメな場所だよ」
「砂が入って穴を塞いだり、中が錆びたりしちゃうから」
「100フィートで1stステージが飛んだら死ぬよ~」

実はいままで、1stステージのキャップは干す時まではめてなかったので、ひどい時は丸1日以上、水に浸していたんです。。

沈船までの長距離移動、谷には目を楽しませてくれるような景色もない。
そんな時はどうしても余計なことを考えてしまったりする。

「あ~、いま1stステージが飛んだらどうやって切り抜ければいいんだろ~」
「その時、ヤマランチさんに知らせられるかな?」
「いや、今日のヤマランチさんは沈船ナビゲーションに集中してて泳ぐのも早いし知らせるのは難しいだろ~」
「え~、どうすんのよ~????」

だんだん、心臓の鼓動が早くなっていく。。
呼吸も荒くなり、水上に上がりたい症候群を発病。
初めて潜るポイントだし、ピア周辺を潜行しているはずなので水上に上がるのも怖い。。

「深呼吸だ、深呼吸」
「他のことを考えろ!」
「そういえば、この前流された釣り人ドザエモンが流れてるらしいな~」
「う~余計怖い~」
「もう嫌だっ。 生きて帰れたらダイビングなんて二度とないぞ!」

そうこうしているうちに、沈船に近づいてきたためか、深度が浅くなっていく。
そこで少しずつ落ち着くことに成功したが、既に海老は2匹バッグに入っているし、沈潜では無理せず安静にしてヤマ尻に集中した。

沈船観光が終わり調子を取り戻した帰り途、ケルプにリーガルサイズの海老が数匹見えるっ!
こりゃー逃がすわけにはいかない。
1匹はケルプが覆いかぶさるようにこっちを向いて隠れていたので、前から襲わなければならず慎重に捕獲っ。

しまった!
ヤマ尻もヤマライトも見当たらない!

360度回転してみたが、やはりヤマランチさんの姿は見当たらないっ。
例の如くヤマナビゲーションに頼りきってコンパスを見ていなかったので、現状位置もわからない。。
う~困った。いや、困ったレベルの話じゃないかも!?

「またパニクったらどうしよ~~~」
「落ち着け、落ち着け」
「とにかく落ち着いて作戦を考えるんだ」
「え~と、ここはピア方面なのは確かだ。」
「ってことは、180方向に向かえば絶対ビーチだよ」
「うん、間違えない」
「パニクった時のことも考えて少し浅めに戻っておこう」

ただでさえ、夜のひとりダイブは怖いのに、谷でひとりは本当に心細い。。

「アシカやサメが目に入ったら絶対“ビクっ”ってしちゃうな~」
「コンパスに集中して、余計なものを照らすのも辞めよう」

「深度は30フィートになったし、あと10分くらい泳げば絶対ビーチだよ」
「コンパスが壊れてて逆に行ってたらどうしよ~」
「深度計が壊れてたらっ???」
「大丈夫。サージも強くなってきたし、景色もいつもの浅瀬になってきてるよ」

「もういいかな?」
「いや、もうちょっと」

「もういいかな?」
「いや、もうちょっと」

「3分停止サインも消えたし、いったん上がってから考えようっ」

ドキドキしながら上昇。
BCにエアを入れて周りをみると、、、、


いつもの景色!

あ~生きて帰れた~~




●今日の成果

ヤマランチさん:3ポンド級を含む4匹
ヒデオ:4匹




また行きたいな~
2008/01/31

Author: 江口ヒデオ (9:14 am)
日時:1月29日(火)20:00
場所:チャートハウス前ジェティ
メンバー:ヤマランチさん、Hideo



今日もまた荒れ狂う極寒のカリフォルニアの海へヤマランチさんと夜襲をかけてきた!
前回獲り逃がした海老達が待っていることを期待して。

着替える前にヤマランチさんとチラっと波チェック。
どうやらそこまで波は高くなさそうだ。

今日は海老ダービーのカウントが長さんに並ぶかもしれない特別な夜だ。

ずーっとケチって換えてなかったライトのバッテリーも新調した。

最低2匹、できれば3匹が今夜の目標だ!

あと2匹獲れば長さんに並ぶことや、新人王争いのライバルJOSEXが出張から帰ってきてしまったので、これからどうやって逃げ切るかなどの作戦を一方的にヤマランチさんに聞かせながら戦闘服への着替えを進めていく。

おし●こが漏れそうだったが、なんとか海まで我慢して放尿&突撃開始!

遠くから見た時に波は高くなかったので安心していたが、近くまで寄ってみると実際は洗濯機のように荒れていた
二人して海水をガブガブ飲みながらの水面移動。
喉が渇いて、「あ~KCさんを見習ってペットボトルの水を持ってくればよかったな~」なんて考えながらひたすら漕ぐ。
待ってる海老達のことを思えばこれくらいのことで弱気になんてなってられない。
第1コーナーを曲がっても、まだまだしぶとく水面移動。
カーブを過ぎれば荒れもおさまると読んでいたが、読みはみごとに外れ、いっこうに荒れはおさまらない。。
疲れというよりはお互い船酔い状態になったところで、ゲロと期待に胸を膨らませながら潜行開始っ

なんと!
海老が全然いない

潜ったとたんに海老達が出迎えてくれることしか想像していなかったので、かなりのショック。。
読みはことごとく外れている。。

やはり、この前テリさんにコテンパンにやられたっていう話がこの辺りの海老の中で噂になってしまったようだ
海老の噂は団地のおばちゃん並に早いんだということを身をもって学んだ。

とは言っても、ここまで来て引き返すほど、諦めのいい海老馬鹿ではない

いつも通り、ヤマランチさんの尻8:海老2の割合で視線を巡らしながら極寒の海をジェティに沿って泳いでいく。
たまーに小さい海老を見かけるが、リーガルサイズはいっこうに姿を見せてくれない。。
「あー、今夜もヤマランチさんの尻見るだけで潜行は終わっていくのか。。。」なんて、思ってた矢先、なんと3lbクラスが岩の下に隠れているではないかっ
最近の特攻で、岩場では躊躇したり体制を整えてちゃいけないことを学んだ僕はその教訓を生かし、岩の下めがけて猛烈な勢いで突進した
そして思いっきり掴みにかかった!
海老に触れたその瞬間! 猛烈な衝撃が体中に響き渡った
獲ったか!?

いや何かが違う。
オデコが痛い。。僕は頭を思いっきり岩にぶつけ、見事に海老にも逃げられてしまっていた。。
後から聞いた話だが、実はヤマランチさんもその獲物を狙っていたようだ。 まぁ、それに気付いていても譲る気などさらさらないが。
以前は同時に見つけてもお互いなんとなく遠慮しあっていたが、ライバルJOSEXにカウントが近付いてきたあたりから、僕の海老獲り辞書から“遠慮”という2文字は消え去り、後から見つけた獲物でさえも横取りしてやろうという腹グロさで臨んでいるのだ。
話は戻るが、ヤマランチさんも狙ってたということで、しっかりその情けない姿を見られてしまっていた。 またしても酒の肴を与えてしまった。。 恥ずかしい。。 
数分後、奇跡はなんの前触れもなくやってきた!
なんと、僕の目の前で砂地にいる海老をヤマランチさんが獲り逃がしたのだっ! 僕の中でヤマランチさんは海老獲りのプロなので、そんな姿を見れるとは夢にも思っていなかった。 あのヤマランチさんが砂地で海老を獲り逃がすとはっ。

僕のテンションは一気に最高潮に達し、自分が獲り逃がしたことなんて完全に忘れ去り、ハイテンションで次のターゲットを探す。
しかし、見かける海老は小さいのばかり。もうそろそろ視線をヤマランチさんの尻9:海老1に変えよっかなーなんて思ってた矢先、手頃なサイズが目の前の岩にへばりついているではないかっ
いままでの経験ではへばりついてる海老は滅多に逃げない。 さっきとは逆にここは慎重に獲ろう。
まずは体制を整えろ。そして腕は伸ばさず引き付けろ。寄るときは海老の頭からではなく後方からゆっくりと近付くんだ。
あと少し、そうあともう少し。 いまだっ!
我ながら見事な掴みっぷり。 無事に仕留めたぞ。 ぐふふっ
これで今晩のボウズは逃れたぞ。 へへへっ

あれっ、ヤマランチさんの尻が見えないっ
やべー、一番目を離してはいけない例の尻がないっ。
あの尻がないと不安で海老獲りどころではなくなってしまう~。 そう、何を隠そう僕は夜の海が怖いのだ
陸のうえでも淋しがり屋の僕が夜の海でひとりぼっちになるというのは、キャバクラで自分にだけ女の子が付いていない時と同じくらい淋しいのだ。
何としてもあの尻を捜さねばっ!
もう海老のサイズなんて測っている猶予はない。 海老をゲームバックに放り込み猛ダッシュ。
幸いジェティは向かう方向が決まっているので、反対方向に進まない限り見つけるのは容易だ。
死に物狂いで泳いでいくと、うっすらと例の尻が見えてきた。あー、これで一安心。と思ったその瞬間、またしても微妙なサイズを発見
今度は砂地をこちらに向かって歩いてきている。
うーん、正面対決はあぶない。 このパターンで過去に何度獲り逃がしたことか。
今夜は決戦の夜ということもあり普段の自分とは比較にならないくらい頭が冴えていた。 即座に“スピーディーに後ろに回ってガシつ”作戦で行くことを判断。
意外とあっけなく捕獲。 その後も岩にへばりついた微妙なサイズをあっさり捕獲。 これで3匹だっ
また尻を見失うのは恐いので、こいつらもサイズを測らずゲームバックへ。

どうやら、少しずつ海老がいるスポットに入ってきているようだ。 前回ほどまでとはいかないが、今夜の潜行開始時に比べれば確実に海老の数は多くなっている。
だが、何匹か微妙なサイズを掴むが、握った感じが明らかに未成熟だったので、即リリース。

お気付きの方もいるだろう。 そう、僕は着実に成長しているのだ。 いままではかなり小さい海老を自信満々で陸まで連れて帰っていた。
そう、ギリギリサイズではなくお子様サイズをリーガルサイズだと確信して
それがいまとなっちゃ握った感触である程度のところまでは分かるようになってきたのだ。

あっ、ちょっと自慢話になってきたので話を戻そう。
そんなこんなしているうちに残圧が1,500psiに近付いてきた。
潜行前のブリーフィングで1,500psiでUターンするという約束をしていたのだ。
しかしやっと海老が増えてきたのに、ここで引き返したくはない
前回の潜行で確信したのだが、ジェティの帰路は全く海老がいなくなる。 そう海老の噂は団地のおばちゃんを遥かに凌ぐスピードで広まるのだ。
ヤマランチさんには悪いが、帰りは超長距離水面移動で帰りましょうね。ってことで、残圧はナイショで海老を探す
数分したのち何故かヤマランチさんが近寄ってきた。 デカい海老でも獲って自慢しにきたのか? なんて思っていると僕の残圧計にライトをあてているではないか!
しまった!バレたっ。。

ちょっと睨まれたあと、やむなくUターン開始。
やはりジェティの帰路に海老の姿は見当たらない。 こういうネガティブな予感だけは当たるんだよなー。

残圧が500psiになったところで浮上。 ヤマランチさんはまだ1,000psi以上あったようだ。
毎度のことだが、申し訳ない。。

浮上後、恒例の水面成果発表会
実はこの時、今晩はひょっとするとヤマランチさんより多く獲っているのではないかと思っていた。 というのも、今日は海老影が比較的少なく、僕が見つけたのも運が見方してくれている感じがしていたからだ。
そこで僕は「いやー怪しいサイズ3匹ですわー」とあたかも自分にしては不作だったかのように言い放ってみた。
すげー、いつの間にそんなに獲ったの!?」っていう反応を期待していた。
ところが、ヤマランチさんの反応は期待を裏切るものだった。。 「そっかー、残念だったねー。でもまぁヒデオさんにしては上出来じゃない」。 たしかに僕にしては上出来だ。 だが、その余裕のコメントはもしや!

僕:「で、ヤマランチさんは?」
ヤマランチさん:「ん?4匹。今日はあんまりいなかったねー」

でた。 あんまりいなかったといいながら4匹。 やっぱりさすがだこの人は。

しかも僕の場合、まだ計測していない3匹だ。 実は前回ここで5匹ゲットしたのにもかかわらず、4匹がギリギリアウトでさようなら事件があったばかりだ。
今夜の成果が3匹なのか、2匹なのか、1匹なのか、0匹なのかは大きな差だ。
そう、長さんを越すのか、並ぶのか、及ばないのかの境目なのである。

洗濯機状態の水面を往路同様にガブガブ塩分補給しながら祈るような気持ちでビーチへと向かった。
そんな帰り途、なんと目の前に1本の流れ星が流れた。 まるでオールリーガルサイズであることを暗示しているかのように。

ようやくビーチに辿り着き、いよいよ計測タイム

1匹目:見た感じでいけそうな大きさだ。どうだ?OK!
2匹目:見た感じで微妙なサイズだ。どうだ?NG! (これで、長さんを抜くことができなくなってしまった。。)
3匹目:見た感じで微妙なサイズだ。どうだ?OK!

結果は2匹。 「今日で抜けるか!?」と思っていたので、少し残念な気持ちはあったが、大先輩の長さんに並ぶことができたのは本当に嬉しい

「おいおい、1年目から海老なんてそんな簡単に獲れるもんじゃないぞ」
「「こんなチッチャイ海老獲ってくるなんて、どういう神経してんだ!あぁ!」

など、さんざんいじめられてきただけに、僕はずーっとこの日のために潜っていたといっても過言ではない。
ここからは、いままで以上に潜ってシーズン終了時に
長さんに赤っ恥をかかせてやるぞ!

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