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2009/07/11

Author: 長兵衛 (6:38 pm)
Hideoから「あんたみたいなちゃらんぽらんな人は日記でもつけて日々反省しなければいけない」などと言われ、Japonicatown.comのSNSで日記をつけさせられることになった。「毎日書くのは大変だから週三ペースでいい?」と問うと「それじゃ少ない」というので、「じゃあ週の始まりと、週の真ん中と、週の終わりにも書くようにするよ」と応えたら「それならいい」ということになった。要はHideoのバブルス君並みの頭脳ではトリックは見破ることはできない、という習性を見切った私の朝三暮四作戦により、課せられた負担を軽減したわけだ。

それはさておき、次の月曜日にアップする予定の日記は「出刃包丁」というお題で既に書いており、2年前にヒラメ用に買った出刃包丁だけど、ヒラメまだ捌いてないの、という内容だった。しかし、今日の出来事によりその日記は修正しなければならなくなった・・・。


7月11日。波もなく視界はなかなか良い。潜り始めてとりあえず友人用にウニを物色しているとヒラメを発見。狙いを定める余裕もなくスピアを打つ。腹に命中し、貫通! が、ヒラメはスピアを軸に高速回転し、強力に持っていかれそうになる。このままでは身を引きちぎって逃げられかねない。そこで私の身体全体を使って、ヒラメを砂に押し付ける。落ち着いたところで、ストリンガーをえらから口に通す。ここで逃げられるとSan○○さんの様に恥ずかしい思いをすることになるので、慎重にやる。「ストリンガーよし、ヒラメ確保。スピア抜きます。サイズ測定。22インチ越え、オッケー」ヒラメ捕獲時のタスクを丁寧にこなしていく。やった!!!
近くにもう一匹見つけ、近づいて慎重に狙ったにもかかわらず、外れて逃げられてしまった。

上がってみると、さすがSaltgame氏はでかいやつを仕留めていた(写真参照の事)。
Hideoはふんばったがダメのようだった。
Seiyaさんは、超デカヒラメとの大格闘だったようで、ヌンチャク式ポールを折られ、さらに引き千切られて逃げられたとの事。身体にショッキングレッドのスピアが刺さったままのヒラメを発見した方は、彼にご一報を。

帰ってから念願だったヒラメ解体を行う。一柵持って、Ebizo師匠宅へ。釣りを終えたテリさん、釣り仲間と宴会。ロックフィッシュやヒラメの刺身は九州の醤油、レモン+ゆず胡椒、ベトナムの赤いタレ+ポン酢で味わった。どれもおいしかった。



SDKさん、これで素直に言うことができます。先週はヒラメゲットおめでとうございます!
えんちゃんもHideoもおめでとうございます。
いつも獲る皆さんももちろんおめでとうございます。
少し古い話ですが、私が一撃を与えたヤツとはいえ、Seiyaさんもおめでとうございます。

ヒラメシーズンはまだまだ続くので、またよろしくお願いします
2009/07/07

Author: SDK (6:44 pm)
最近ヒラメがやたらと捕れているとの情報から、1年ぶりにヒラメハンティングに挑戦!

前日のエビダイゴルフ後の飲み会にて海老坊主とかの話が出たが、坊主とは獲りに行って捕れない人の事を指すものでヒラメハンティングを今シーズンは一度もしていない自分には当てはまらないと豪語した手前何が何でも獲らないといけないプレッーシャーの中でのダイビングでした。
ちなみに釣りに行っても釣れない人もボーズだよねTerr○-san?

July 4thの朝、ゆっくり起きて崖に直行、でも昨日のゴルフ疲れで、、、。
そこには見慣れた車が、、、T隊長だ~
ヒラメ捕りつくされてるかも、、、、
そこに新たなるライバルが出現!
アメダイのA氏、自分より遅く着たが手馴れた着替えでさっさと入水。。。。
やば~

自分はと言ったら、肩が痛くてウエットスーツのジッパーを上げられない、、、散歩中のアメリカ人に頼んで〆てもらうしまつ、、、情けない。。。

T隊長はさすがにナイスサイズのヒラメを獲ってました、ヒラメいるよ~と、余裕のコメントをいただき突撃!

今日はヒラメを獲ると共にヒラメポイントの探索ダイビング。
まずはエアーセイブのため水面から様子を伺おうとしたが、思っている程透明度は良くなく潜行。

海に潜ると沢山の良型海老が!!!!!
ちょっと遊んでいる内にエアーが、まずい~

今日はヒラメ。
ヒラメ、ヒラメ。
と、つぶやきながら探すといるではありませんか!
ビシーっと一撃!
余裕で、リーガルゲットと思いきやスピアーポールが貫通しておらずスルスルットあえなくバラシ。。。。。。。
くやし~~
さすがに落ち込みました。。。。

もうだめかな~
そんなに簡単にはリーガルサイズはいないよな~
ボーズ確定かな~っと思っている時に
さっきよりさらに大きいヒラメがお休みしているではありませんか。
今度は確実にビッシーーーー
アレー
また貫通してない!!!
慌ててポールごと海底に突き刺してゲット!!!!!!!!!!!

海の中でも冷や汗は出るもんですね。

久しぶりにヒラメゲットで満足ダイビングでした。
海老蔵師匠に測ってもらったサイズは32インチでしたが、家で再測の結果31インチ11LB 自己記録でした。

ヒラメボーズの貴方。
今がチャンスですよ~
ハマグリで遊んでる場合じゃないよ~

SDK
2009/04/10

Author: ebizo (8:34 am)
@ロサンゼルス

草木も眠る丑三つ時、男たちは無言で黙々と作業をしている。

場所は幹線道路から入った裏道。
近くではいかにも麻薬の売人と思しき黒人が、、、、そのやけに白い歯が闇夜に浮き上がっている。

そんな中、4人の男たちの左右に向ける視線は鋭く、殺気までもが感じられる。
「キラッ」一人の持つナイフの切っ先が月夜に反射し不気味にそして冷たく光った。

ふと、時計に目をやったリーダーと思われる男が「時間だ」と低く抑えた声でつぶやくと、それを合図に他の男たちは防弾処理された特殊車両に乗り込み、闇夜の中をV8の低音とともに走り去っていった。


@サンフランシスコ北の太平洋岸

男たちの吐く息が、まだ開け切らぬ海岸線の摂氏0度の寒空に白く舞い上がっている。
北の海は頻繁に押し寄せる高波と、強風による咆哮でその持つ暴力性を如何なく発揮していた。

真っ黒なウェットスーツに身を包んだ4人の男たちは、御互いに会話を交わすことも無く、いつの間にか波間に消えていった。

其処では何がおこなわれているのか?
男たちの目的は何なのだ?




実録:密猟者を追え!
総力特集!

主役
DFGの秘密調査官 TERRY

配役
LAの犯罪組織XXのリーダー EBIZO
対立するサンディエゴのボス SDK
多国籍企業の若きエクゼクティブ Aちゃん
NJに飛んだ捜査官 長さん
酔っ払いに扮した囮捜査官 えんちゃん


2009/03/20

Author: ケーシー (8:13 pm)
Riffe



先ず「オドレらイテまうぞ~」と言いながらバラス!
スプリングやら玉やらネジとか飛ばさないように注意!






傷の部分を研いで全体にペーパー掛けて
「キレーキレー」塗るべし!

ついでにS&W M19のグリップも塗ってしまった。
ヲタクや~。
萌え萌え~(~o~)




2日間乾燥に掛けます。
乾くと落ち着いた風合に成りました。






ホイでもって組み込み!

調整と磨きながら~。
セフティ部分の玉がコロコロッと?





シャフトも歪みを修正して先っぽも交換。
JBL NO.844 Rotating Long Winged Twin Spinner Rock Point
今回は平目向け?羽根が広いタイプ。
こんなので獲れるのか?






完成!
今回使ったニスはMINWAX Wood Finish カラーは Early American 230です。
缶スプレーで$7.99これで10回以上補修が出来ると思いますのでお安い!

http://www.minwax.com/products/wood_stains/wood_finish.html#Colors
これの缶スプレーバージョンです。

皆様お試し有れって言ってもウッドの水中銃のみですが。。。

ホナッ!
2009/01/13

Author: 長兵衛 (1:47 pm)
闘い済んで年も暮れ、平和な正月を満喫している海老馬鹿たち。しかし一度味わってしまった勝負という甘美な疼きは僅かな時を経て蠢動を開始するのである。
これは一騎打ち三番勝負のその後の記録である。

時に2009年1月10日。今夜はEbidiver新年会だ。着ていく服をどれにしようか迷ったり、ヘアースタイルを整えたりしてたら某K氏から電話がかかってきた。「新年会の前に前回の雪辱を果たしたい。神妙に勝負されたし」ときた。新年会は数時間後だし、翌日は早朝に某E氏と潜ってからゴルフという多忙スケジュールだったが、折角なので了承した。電話から「やっちゃいな。今度はコテンパンにしてやんな」と某K氏を励ますNankoさんの声が微かに聞こえていた。対決は2時間後と決まった。

午後3時。ド干潮だったが、されひれのコンディションは良かった。レギからのフリーフローが頻発したので、早めにあがることになったが、海老は数匹獲れていた。ぎりぎりサイズがあり、結局2匹リーガル。まずまずである。某K氏はまだ海底だろうがどうせ獲れてはいまい。坂を上がるとNankoさんがいたので、「獲ったのだまってて。新年会の時、びっくりさせちゃうんだから」と70年代の女子高生の口調でお願いした。思いっきり悔しがらせてやろうっと。サディスティックな気分で、うしししと一人ほくそ笑んだ。

新年会で某K氏と会って、開口一番結果を聞くと、「だめでしたー」とうなだれる某K氏。ああ、やっぱりな、と思いつつも「そうですか、残念でしたね。私は2匹!」私は再び圧倒的勝利を得たが、勝者が敗者をいたぶるような態度は控えようと思った。実るほど頭を垂れる稲穂かな、である。でも、宴も高輪になるとどうしても傲慢になってしまうのが私の悪いクセである。「前回に続き、今回も私の勝ち~。イエーイ」と80年代の大学生のようにはしゃいでしまった。すると某K氏はキラリと目を光らせてこう言ったのだ。「だめだった、とは言ったけど、獲ってないとは言ってないぜ」ええー?!?!じゃ獲れたの?何匹?私を含め、皆、某K氏の回答待ちでビールを、いや固唾を飲んだ。「3匹。そのうちの1匹はかなりでかいよ」某K氏のしてやったり顔を見て、何てサディスティックな人!と思った。もうくやしくってくやしくってもう負けらんねぇ、とカルボナーラとピザをむさぼり食いつつ翌日の打倒某E氏を誓った。

早朝7時半。ド満潮で、されひれのコンディションは良かった。某E氏にとっては、今シーズン最後のダイブになるかもしれないため気合が入っている。これからはナミノリ君一筋に生きるのだ。海の幸をがしがし食べさせて立派な海の男にするためにも今日は是非海老を獲って帰ってもらいたい。いやいやだからといって私だって連敗はしたくないのだが・・・。
昨日獲れた場所は大体わかっていた。しかしコンパスに頼らず、野生の勘に頼ったのが失敗の元だった。ポイントをはずしてさまよっていたようで、ほとんど格闘する機会もないまま終了。ほぼ同時に某E氏と岩場に上がり、某E氏の獲った海老をゲージで測る。ぎりぎり小さい!残念でした。今日は引き分けですね、と言おうとしたら「こっちは大丈夫でしょう」ともう1匹出してきた。測るまでもないいいサイズの海老だった。連敗確定。某E氏は「きれいな海サイコー。はーっはっは」と私の肩をたたき続け、私は「んもう・・・」と90年代の市川染五郎のように悔しがった。


もうこうなったら面目を保つためには次勝つしかない。たとえ負け越してもだ。某S氏には勝てると思う。前回はひょんなことで負けてしまったが、次は勝てる。カモーン。ヘイヘイどうした?かかってきなさい!というか勝負してください。オ・ネ・ガ・イ
2008/12/31

Author: 長兵衛 (4:03 pm)
桜田淳子が残した名言「年末は心のカギを甘くするのご用心」を思い出し、自分の心を叱咤するためにも勝負しようと思った。男は誰も皆無口な兵士である。兵士は闘いを求め、闘いは男を証明する。「ようし、やってやるぜい」と武者震いするような興奮を味わいたかった。勝負だ。一対一の海老獲り勝負だ。
これはその一騎打ち三番勝負の記録である。

一番勝負
対戦相手:SDの某K氏(通称 SDK)
対戦場所:さめひれ
某K氏は、潜水回数はLAダイバーより少ないはずなのに必ず海老をゲットしている猛者である。すなわち海老の生態に通じ、その捕獲技術が高いわけだ。去年も一昨年も一緒に潜って、私が獲れない時は「どこで獲ったの?おせーて?」と教えを乞うたものである。相手にとって不足はない。某K氏に対戦を申し込むために電話した。「やあやあ我こそは・・・(以下略)」快く応じてくれた。
波なし、視界超良し。前日に4匹獲った某Y氏から獲れたポイントの情報は得ていたが、コモノしか見当たらない。それでも丹念に探し、何とか2匹捕まえることができた。余裕でウニも3個採った。某K氏は・・・ボーズだった。勝った。決して某K氏がヘタッピーだったのではない。私の海老を見つける勘、右手のスピードが素晴らしく向上しており、某K氏を圧倒していたのだ。
獲物は刺身としてその夜の忘年会で供された。ぷりぷりして甘くておいしかった。
ビールを飲みながら、もはや私と互角に海老獲り競争できる人はいないのではないだろうか、という頂上感にしばし酔った。

二番勝負
対戦相手:SJの某E氏(通称 えんちゃん)
対戦場所:さめひれ
今シーズンの某E氏は一味違う。これまでであれば、入水する前、何回も何回もくどいくらい機材チェックしたり、少しでも波があるとちょこんと足を濡らしただけで「今日はやめておきます」なんて言ってたのに、今や臆せずスタスタと海に入っていくようになってしまった。今日も「いやーちょっと波高くないですか?」などと礼儀としてのビビリ発言をしていたが、全くビビってないのは一目瞭然だ。
波なし、視界超良し。前日獲った場所を某E氏と攻めたが、ほとんど見当たらない。とうとうホタテを1個採ったのみで、残念ながら終了。某E氏は・・・2匹ゲッツ。負けた。某E氏の「けっこういましたよ~」がグサっときた。やはり前日の飲み過ぎがいけなかったのだ。海老蔵師匠の釣ったオコゼの刺身が最高で酒がやめられなかったのがそもそもの敗因である。
この敗戦から私は何を学ぶべきか?ぼーっとしてさっぱりわからなかったので、おさびし山の唄を歌ってソッコーで寝た。

三番勝負
対戦相手:LAの某S氏(通称 Seiya)
対戦場所:さめひれ
今日こそは勝たなければならない。勝てる相手はいねーがーと思っていると某S氏から果たし状が届いた。勝てる!某S氏なら確実に勝てる!「流星の絆」みて「感動した!」などと言ってるようではもうこっちのものだ。どーんとぶつかってこい。そしてBBを脱出してくれい、と広い心で相手することにした。
波なし、視界超良し。以前獲った場所を某S氏に教えたが、全然違う方向に泳いでいく。そっちはいないと思うんだけどな、ひとりごちながらも、気にしないでいつもの場所を探索する。今日は・・・いる!しかし岩奥ばっかりで、なかなか獲りきれない。一度岩にはまって動けなくなるハプニングもあり、空気を大量に消費し、結局ゼロのままで終了。果たして、某S氏は・・・1匹。完敗である。某S氏は「たまたまいたから獲れただけで・・・」と謙遜していたが、「そうだよね。運が良かっただけだよね」とは口が裂けても言えなかった。ひがみ根性が一番カッコワリーからだ。でも・・・ラッキーだよね?

エピローグ
もうすぐ紅白歌合戦が始まる。某K、E、S氏も今頃家でまったりとしていることだろう。結果は一勝二敗。獲れなかったのは悔しい。けど、面白かった。この分だと、去年ほどではないといえ、ぼちぼち獲れるんじゃなかろうか。海老シーズンは折り返し地点。まだまだ楽しみが残っている



今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
良いことがたくさんありますように!
2008/07/28

Author: keiichi (8:49 am)
久々のヒラメちゃん、嬉しいのでレポート書きました!

ヒラメスポットというのは結構あるみたいで、やはりプロのえーちゃんに教えてもらってから参戦する事に(笑、ずるいっすね)

今回はスリップチップ(ワイヤー付きの矢じり)や、Euroスタイルのガンの矢じりだと、ヒラメにむいてない事をえぐっさんやKCさんから教えてもらい、ダブルフロップの矢じりに換え、短い目のガンで完全ヒラメ使用にセットアップ。背水の陣でヒラメに挑む。

崖には、えーちゃん、えぐっさん、ゆっきー、先生、それと新人のMuneさん、後にはTさん、Aさん、Yさんも崖に来られ、沢山のダイバーが崖にヒラメ狙いで集結。

天気は最高、水温は適度、波は無し、透明度もそこそこで、まあまあのコンディション。

水に入ると早速、えーちゃんに教わった場所に行ってみる。そこで先生とMuneさんと一緒にヒラメを探す。

普段は底をあまりチェックしないで、大きなな物体が動くのも集中してるだけなので、結構素潜りでも息は持つ。でもヒラメを探すために底の地形を事細かく分析しないといけないので脳を使ってしまい、あまり長く潜れない。まず酸素を沢山使う脳から、トレーニングしなくては~、という事でとにかくアホになる事に徹っし、何も考えないように努力する。

ちょっとづつ潜れるようになったその時、ヒラメちゃんをついに発見!サイズはある、僕の中では25インチ以上。真っ白の砂地の上なのに、真茶色のままでそのヒラメがいる。

こういう色をしている時はヒラメは他の場所から逃げてきた可能性がある。だから、まだ肌の色を変える余裕がなかったので、結構警戒心が強く敏感であるように思う。ま~あれだけダイバーがいれば、どっかから逃げてきたに違いない(笑)どっちにしろ、今年初めてのヒラメちゃん、どきどきしながらガンを構え、トリガーを引く。

「あれ?またやっちゃった~!」ガンのSafetyを外し忘れていた~。毎度ながら、情けない。何処かのサイトにヒラメは動かなければ、逃げないって書いてあったので、ゆ~っくりSafetyと解除し、もう一度構える。

その間にヒラヒラ~っと横にあったケルプがサージに揺られて、そのヒラメちゃんを隠しているではないか~!くっそ~、ここで、ケルプをかき分けたら逃げられる。でも魚の姿がはっきり見えない!どうする?

行くしかない!サイズはあったのでたぶん当たるだろう?という事でそのままケルプも一緒にヒラメを撃つ!

おっ!ラインが走る~!当たったんだ~!  でも息が続かない~。と言う事で一度水面に。

すると、リールのラインもスルスル出て行く~。やったやん、今年初ヒラメ~!なんて思ってると、ラインの出が止まる。あれ、まさか~?バラシ~!え~(泣) ちゃんと刺さっていなかったようだ。

くっそ~、何処に逃げやがった~、あんにゃろ~。手負いのヒラメ、逃げた方向を探せば見つかるだろう、と何度も潜る。すると下にはブクブクしてるエーちゃんを発見!

「やっ、やばい。やられる~」

えーちゃんのそばに行って牽制するも(笑)、気づいてもらえない。驚かせて、撃たれても怖いので、そのヒラメは諦めてまた先ほどのスポットに戻る。

泣きそうになりながら、何度もさっきヒラメを発見した付近を潜り必死で探す。すると岩に囲まれた砂場が何やら「もっこり」しているではないか~?

アホになりきっていたので、あまり分析能力がないのか、中々ヒラメだとは気づかない。近くによって、ようやく薄っすらヒラメの形が浮かび上がってきた!おっしゃ~これはいける。サイズも結構ある。セーフティーも外してある。ド真ん中狙ってトリガーを引く!

「バスっ!」良い場所に刺さったのか、そのヒラメは失神。難なく32インチのヒラメの取り込みに成功!


すぐに先生に自慢(笑)、魚をストリンガーにセットし、もう一度挑戦しようかと思ったが、素潜りには凄い邪魔だったので、丘に上がって皆を待つ。

数分後皆も上がって来た。えーちゃんが上がってくると、良いサイズのヒラメが見える。よ~く見ると、二つの傷が見える。あれ?あ~、もしかして~(笑)なんて、皆で話ながら、楽しい会話も弾み今日も楽しいダイビングでした!

ゆっき~さんも数匹獲物をゲットしてて、嬉しいそう!


他にもAさんが2匹ヒラメゲットされており、崖はやっぱいいな~って思いました。

一緒に潜った皆さん、お疲れ様でした~、今週末もヒラメ狙いで崖行きます~!

えーちゃんにヒラメスポットを教そわっといて、これ言うのもなんなんすけど、次はえーちゃんの36インチ以上が目標っす~ 笑

2008/05/26

Author: keiichi (5:21 pm)
Point Vicente 5月25日
水温:60度
透明度:色々
水深:35フィート
メンバー:えぐっさん、ゆきひろさん、僕

前日は初のクリスマスツリーコーブで楽しいスノーケリング(笑)した後だったので、魚が取りたくてうずうずしていた。
崖に集合し、えぐっさんに今日のハンティングスポットを判断してもらう。「どうっすか?崖、綺麗っすけど」するとえぐっさん「ポイビセにしましょ」
まじっすか~!?PVのスポットでは一番の獄坂であるPoint Vicenteをご指名。えぐっさんは過去にウニ事件があり、彼のとっては悪夢のスポット。
ここはかつてから、回遊魚であるヒラマサが唯一捕れるPVスポットとして有名であるが、過去の成績はあの地獄の坂と強力な潮流で、全て惨敗。
とにかくポイビセにGO。海は波なく透明度も良さそうだ。しかし灯台下のスポットは遥か彼方~
左サイドも良いポイントになっているが、すでに二名のフリーダイバーがいて、邪魔になりたくないので、灯台下にする。
今日は水も綺麗なので、カメラを持っていこうとベルトに付けると、以外と巾があり、水の抵抗を受けそう
僕:「えぐっさん、このカメラ付けてたら、水の抵抗強くて、潜りにくいっすよね~?」
えぐっさん:「ん?やまじりさん、そんなんより根本的に痩せた方が水の抵抗減らせますよ...」
くっそ~!痩せてるえぐっさんに言われてはなんも言えないが、負けず嫌いの僕は
「俺はハゲてるから、えぐっさんより水の抵抗少ないですよ~」っといいかけたが、余計な気を使わせそうだったので、そこはやめておく(笑)
とにかく海老ダイ専属モデルのえぐっさんのかっけー姿を撮りたかったので、持っていく事に。

今日はユキヒロさんも魚を捕るって、ヤルキマンマン。地獄の坂を見ても、「これは楽ですね~」って。すっ凄い人っす。
休みなしで歩き続けること30分、ようやく灯台下に到着。すでに汗だくで死にそう。小休憩を取って後、いざ海へ~!
エントリーポイントでは波もなく水も綺麗。とりあえずヒラマサスポットで有名な灯台下の島辺りへ~。
島に近づくにつれ波もあり潮も速い。水の濁りも激しくなり、島付近の水深は35ftと深い。サメも出そうで怖い(笑)
やはり今回も島周りではあえなく惨敗。すぐに諦め灯台下の浅瀬を探索。するとえぐっさんを発見。
彼も僕に気づいていると思い、後ろからえぐ尻を触った瞬間!バキっ!思いっきりガンで頭を殴られました~!
フードを付けていたので、気絶はしませんでしたが、次回から、サメ、毒魚、SWBO、潮流、と”えぐ尻”には気を付ける事にする。マジやばいっすよ~(笑)
とりあえず、痛い頭を押さえながら、えぐっさんの勇士を撮影しようと、後を付ける。
水とウェットの迷彩の具合がちょうど良くうまく海に溶け込んでるえぐっさん。
ガンを構える姿もバッチシ決まってすげ~かっけ~!でも......えっ、何魚?(汗、すっすんません)
ま~そんなのは気にしないっす、フリーダイビンはかっこよければいいんす!
また殴られては困るので、えぐじりを追っかけるのはここで止め、「帰りながら、メジナとバスでも狙ってます~」っと伝え、帰りのケルプスポットを攻めてみる。


メジナもポツポツ。でも捕りたいような大型がみつからない。
15ft付近の底で何かいないかな~ってじっと待っていると、なにやらあまり見た事のない魚が、しかもデカイ!底を泳いでいたので一瞬ウツボって思ったけど、よーく見るとそれはWSB!
でた~!まさか底を泳いでいるとは思わない、慌ててガンを構えトリガーに指をかけ、さ~撃つで~!
しかも超至近距離、これ外したら、「ほんまもんのアホっすよ、死んだ方がましっす」て~えぐっさんに言われそうな位近い。
ガッ、ガッ、あれ?いくらトリガーを引いても矢が出ない~!なんでじゃ~!?セーフティーかけてた~!
慌てて、セーフティーのを解除、しかしその音で少し遠くに行ってしまった~!あ~(涙)
うんにゃ、まだこのガンには届く距離。WSBも少し離れた所で止まった。これや~、バスっ!いったか~?
っと思いきや、矢が岩に3cm位刺さっている(涙)うまく逃げられたようだ。あかん、やっぱ俺は捕れないんだ~ くっそ~...
過去にも何度かWSBに遭遇。一匹は撃ったものの魚に暴れられ、取り込み最中に逃げられるというドンクサイ結果のまま二年が経過。
その経験から、道具も改良し、逃げられないようにしてきたのだが~!あ~あ、もうだめだ。
海面に上がって、悔し涙を飲んでいると、「あれ?」矢が抜けない。そういえばさっき岩に刺さっていた~!
ラインを引っ張ってもびくともしない。潜って引っこ抜こうと思っても全く動かない。
他の人から見れば、大物を引き上げてるようにも見えるかもしれないっと、心の中でアホな事を考えながら、必死で引き上げているふりをする。
10分ほどラインをビンビン引いていると、ようやく抜けた。しかしガンの威力は凄い、岩にも刺さるのだから怖い。

ま~、気を取り直して、いざ再開。集団で行動するWSB、一匹いれば何匹かまだいるはず!
少し沖にでてケルプの切れ目、水深20ftを狙って潜ってみる。いた~!!!WSB!!!
しかも二匹~!こっそりケルプの間を縫ってゆ~っくり近寄る。魚もケルプの影で気づいていない様子。
さ~、どっち撃つ?大きいの撃ちたいけど、一匹は少し奥にいる。やっぱ最初の魚、確実な方をゲットしたい。
今回は最初からセーフティーは解除してある。焦る気持ちを抑えて、確実に矢がかかる頭を狙って、撃つ!
当たった~!酸素が足りなく苦しくなったの急いで水面へ。もう捕った物と思ってたけど、本当の戦いはここからだった(笑)
20ポンドの魚といってもそこは水中で生活する生き物、200ポンド近い人間を簡単に引っ張る。
フィンキックで対応するも、たびたび沈められ、体力も失われる。あかん、しんどい、リールのドラグを緩め少しラインを出す。
すると、うまくケルプに絡まってくれたようで、ラインの出が止まった~!今や~っとナイフ片手に止めを刺そうと潜った瞬間、またラインを引っ張られ、ガンも持ってかれそうに。
やっぱ、素人っすね~。本当にいい勉強になりました。そこからはラインをきっちり持って絡んだ魚を取り上げにかかる。
何度潜っただろう、20フィート下のケルプで魚が絡まっているとにっちもさっちも行かない。こんな時タンクがあれば~!って何度思った事か。
10分の格闘後ようやく魚を水面に引き上げるのに成功。これで終わりじゃ~!っと思いきや最後にガブっと手を噛まれた~!
WSBも歯が鋭いし、エラにもトゲがあって、痛い。いったい、どこ持ちゃ~いいんだこの魚。
手に傷を作りながら、なんとかストリンガーに魚をかけ、無事ゲット。


釣りでは釣った事があるものの、やっぱり素潜りで最初のWSBは本当に嬉っす!最初に捕ったエビのような感動でした~!
今回捕ったWSBはWSBの中ではまだまだのサイズ、もっと大きいの捕りたいし、次はヒラマサを素潜りで捕りたいっす。
いや~色々チャレンジングな事があって、ダイビングは本当楽しいっす!
ユキヒロさん、えぐっさん、お疲れ様でした!
今まで、色々教えてくださった皆様、一緒に潜ってくれた皆様本当にありがとうございます!
えぐっさん、いつも付き合ってくれて、ありがとっす。次はえぐっさんっすよ~
2008/02/29

Author: 江口ヒデオ (8:31 am)
日時:2月28日(木)20:00
場所:△△△△沈船
メンバー:ヤマランチさん、Hideo

今夜はヤマランチさんの海老シーズンラストダイブの可能性が高いということで、気合いを入れて△△△△谷に沈む沈船へ行くこととなった。
僕の呼吸ではHP100では不安が残るため、タカランチさんから事前にHP120を借りて挑む。

結果から言うと、沈船到着前にパニクってしまい、沈船では海老を探さずヤマ尻に集中していました。。

というのも、1昨日のダイブ後の無駄話中に怖い話を聞いてしまい、その話が頭から離れずどんどんネガティブ思考に・・・。

ヤマランチ:
「1stステージはちゃんとキャップを閉めて水に漬けないようにしないとダメだよ」

ヒデオ:
「えっ!?、キャップは干す時に引っ掛けるために付いてるんじゃないんですか!?」

ヤマランチ:
「違うよアホ!」
「ちょっとでも濡れたらオーバーホールに出す人もいるぐらい丁寧に扱わないとダメな場所だよ」
「砂が入って穴を塞いだり、中が錆びたりしちゃうから」
「100フィートで1stステージが飛んだら死ぬよ~」

実はいままで、1stステージのキャップは干す時まではめてなかったので、ひどい時は丸1日以上、水に浸していたんです。。

沈船までの長距離移動、谷には目を楽しませてくれるような景色もない。
そんな時はどうしても余計なことを考えてしまったりする。

「あ~、いま1stステージが飛んだらどうやって切り抜ければいいんだろ~」
「その時、ヤマランチさんに知らせられるかな?」
「いや、今日のヤマランチさんは沈船ナビゲーションに集中してて泳ぐのも早いし知らせるのは難しいだろ~」
「え~、どうすんのよ~????」

だんだん、心臓の鼓動が早くなっていく。。
呼吸も荒くなり、水上に上がりたい症候群を発病。
初めて潜るポイントだし、ピア周辺を潜行しているはずなので水上に上がるのも怖い。。

「深呼吸だ、深呼吸」
「他のことを考えろ!」
「そういえば、この前流された釣り人ドザエモンが流れてるらしいな~」
「う~余計怖い~」
「もう嫌だっ。 生きて帰れたらダイビングなんて二度とないぞ!」

そうこうしているうちに、沈船に近づいてきたためか、深度が浅くなっていく。
そこで少しずつ落ち着くことに成功したが、既に海老は2匹バッグに入っているし、沈潜では無理せず安静にしてヤマ尻に集中した。

沈船観光が終わり調子を取り戻した帰り途、ケルプにリーガルサイズの海老が数匹見えるっ!
こりゃー逃がすわけにはいかない。
1匹はケルプが覆いかぶさるようにこっちを向いて隠れていたので、前から襲わなければならず慎重に捕獲っ。

しまった!
ヤマ尻もヤマライトも見当たらない!

360度回転してみたが、やはりヤマランチさんの姿は見当たらないっ。
例の如くヤマナビゲーションに頼りきってコンパスを見ていなかったので、現状位置もわからない。。
う~困った。いや、困ったレベルの話じゃないかも!?

「またパニクったらどうしよ~~~」
「落ち着け、落ち着け」
「とにかく落ち着いて作戦を考えるんだ」
「え~と、ここはピア方面なのは確かだ。」
「ってことは、180方向に向かえば絶対ビーチだよ」
「うん、間違えない」
「パニクった時のことも考えて少し浅めに戻っておこう」

ただでさえ、夜のひとりダイブは怖いのに、谷でひとりは本当に心細い。。

「アシカやサメが目に入ったら絶対“ビクっ”ってしちゃうな~」
「コンパスに集中して、余計なものを照らすのも辞めよう」

「深度は30フィートになったし、あと10分くらい泳げば絶対ビーチだよ」
「コンパスが壊れてて逆に行ってたらどうしよ~」
「深度計が壊れてたらっ???」
「大丈夫。サージも強くなってきたし、景色もいつもの浅瀬になってきてるよ」

「もういいかな?」
「いや、もうちょっと」

「もういいかな?」
「いや、もうちょっと」

「3分停止サインも消えたし、いったん上がってから考えようっ」

ドキドキしながら上昇。
BCにエアを入れて周りをみると、、、、


いつもの景色!

あ~生きて帰れた~~




●今日の成果

ヤマランチさん:3ポンド級を含む4匹
ヒデオ:4匹




また行きたいな~
2008/01/31

Author: 江口ヒデオ (9:14 am)
日時:1月29日(火)20:00
場所:チャートハウス前ジェティ
メンバー:ヤマランチさん、Hideo



今日もまた荒れ狂う極寒のカリフォルニアの海へヤマランチさんと夜襲をかけてきた!
前回獲り逃がした海老達が待っていることを期待して。

着替える前にヤマランチさんとチラっと波チェック。
どうやらそこまで波は高くなさそうだ。

今日は海老ダービーのカウントが長さんに並ぶかもしれない特別な夜だ。

ずーっとケチって換えてなかったライトのバッテリーも新調した。

最低2匹、できれば3匹が今夜の目標だ!

あと2匹獲れば長さんに並ぶことや、新人王争いのライバルJOSEXが出張から帰ってきてしまったので、これからどうやって逃げ切るかなどの作戦を一方的にヤマランチさんに聞かせながら戦闘服への着替えを進めていく。

おし●こが漏れそうだったが、なんとか海まで我慢して放尿&突撃開始!

遠くから見た時に波は高くなかったので安心していたが、近くまで寄ってみると実際は洗濯機のように荒れていた
二人して海水をガブガブ飲みながらの水面移動。
喉が渇いて、「あ~KCさんを見習ってペットボトルの水を持ってくればよかったな~」なんて考えながらひたすら漕ぐ。
待ってる海老達のことを思えばこれくらいのことで弱気になんてなってられない。
第1コーナーを曲がっても、まだまだしぶとく水面移動。
カーブを過ぎれば荒れもおさまると読んでいたが、読みはみごとに外れ、いっこうに荒れはおさまらない。。
疲れというよりはお互い船酔い状態になったところで、ゲロと期待に胸を膨らませながら潜行開始っ

なんと!
海老が全然いない

潜ったとたんに海老達が出迎えてくれることしか想像していなかったので、かなりのショック。。
読みはことごとく外れている。。

やはり、この前テリさんにコテンパンにやられたっていう話がこの辺りの海老の中で噂になってしまったようだ
海老の噂は団地のおばちゃん並に早いんだということを身をもって学んだ。

とは言っても、ここまで来て引き返すほど、諦めのいい海老馬鹿ではない

いつも通り、ヤマランチさんの尻8:海老2の割合で視線を巡らしながら極寒の海をジェティに沿って泳いでいく。
たまーに小さい海老を見かけるが、リーガルサイズはいっこうに姿を見せてくれない。。
「あー、今夜もヤマランチさんの尻見るだけで潜行は終わっていくのか。。。」なんて、思ってた矢先、なんと3lbクラスが岩の下に隠れているではないかっ
最近の特攻で、岩場では躊躇したり体制を整えてちゃいけないことを学んだ僕はその教訓を生かし、岩の下めがけて猛烈な勢いで突進した
そして思いっきり掴みにかかった!
海老に触れたその瞬間! 猛烈な衝撃が体中に響き渡った
獲ったか!?

いや何かが違う。
オデコが痛い。。僕は頭を思いっきり岩にぶつけ、見事に海老にも逃げられてしまっていた。。
後から聞いた話だが、実はヤマランチさんもその獲物を狙っていたようだ。 まぁ、それに気付いていても譲る気などさらさらないが。
以前は同時に見つけてもお互いなんとなく遠慮しあっていたが、ライバルJOSEXにカウントが近付いてきたあたりから、僕の海老獲り辞書から“遠慮”という2文字は消え去り、後から見つけた獲物でさえも横取りしてやろうという腹グロさで臨んでいるのだ。
話は戻るが、ヤマランチさんも狙ってたということで、しっかりその情けない姿を見られてしまっていた。 またしても酒の肴を与えてしまった。。 恥ずかしい。。 
数分後、奇跡はなんの前触れもなくやってきた!
なんと、僕の目の前で砂地にいる海老をヤマランチさんが獲り逃がしたのだっ! 僕の中でヤマランチさんは海老獲りのプロなので、そんな姿を見れるとは夢にも思っていなかった。 あのヤマランチさんが砂地で海老を獲り逃がすとはっ。

僕のテンションは一気に最高潮に達し、自分が獲り逃がしたことなんて完全に忘れ去り、ハイテンションで次のターゲットを探す。
しかし、見かける海老は小さいのばかり。もうそろそろ視線をヤマランチさんの尻9:海老1に変えよっかなーなんて思ってた矢先、手頃なサイズが目の前の岩にへばりついているではないかっ
いままでの経験ではへばりついてる海老は滅多に逃げない。 さっきとは逆にここは慎重に獲ろう。
まずは体制を整えろ。そして腕は伸ばさず引き付けろ。寄るときは海老の頭からではなく後方からゆっくりと近付くんだ。
あと少し、そうあともう少し。 いまだっ!
我ながら見事な掴みっぷり。 無事に仕留めたぞ。 ぐふふっ
これで今晩のボウズは逃れたぞ。 へへへっ

あれっ、ヤマランチさんの尻が見えないっ
やべー、一番目を離してはいけない例の尻がないっ。
あの尻がないと不安で海老獲りどころではなくなってしまう~。 そう、何を隠そう僕は夜の海が怖いのだ
陸のうえでも淋しがり屋の僕が夜の海でひとりぼっちになるというのは、キャバクラで自分にだけ女の子が付いていない時と同じくらい淋しいのだ。
何としてもあの尻を捜さねばっ!
もう海老のサイズなんて測っている猶予はない。 海老をゲームバックに放り込み猛ダッシュ。
幸いジェティは向かう方向が決まっているので、反対方向に進まない限り見つけるのは容易だ。
死に物狂いで泳いでいくと、うっすらと例の尻が見えてきた。あー、これで一安心。と思ったその瞬間、またしても微妙なサイズを発見
今度は砂地をこちらに向かって歩いてきている。
うーん、正面対決はあぶない。 このパターンで過去に何度獲り逃がしたことか。
今夜は決戦の夜ということもあり普段の自分とは比較にならないくらい頭が冴えていた。 即座に“スピーディーに後ろに回ってガシつ”作戦で行くことを判断。
意外とあっけなく捕獲。 その後も岩にへばりついた微妙なサイズをあっさり捕獲。 これで3匹だっ
また尻を見失うのは恐いので、こいつらもサイズを測らずゲームバックへ。

どうやら、少しずつ海老がいるスポットに入ってきているようだ。 前回ほどまでとはいかないが、今夜の潜行開始時に比べれば確実に海老の数は多くなっている。
だが、何匹か微妙なサイズを掴むが、握った感じが明らかに未成熟だったので、即リリース。

お気付きの方もいるだろう。 そう、僕は着実に成長しているのだ。 いままではかなり小さい海老を自信満々で陸まで連れて帰っていた。
そう、ギリギリサイズではなくお子様サイズをリーガルサイズだと確信して
それがいまとなっちゃ握った感触である程度のところまでは分かるようになってきたのだ。

あっ、ちょっと自慢話になってきたので話を戻そう。
そんなこんなしているうちに残圧が1,500psiに近付いてきた。
潜行前のブリーフィングで1,500psiでUターンするという約束をしていたのだ。
しかしやっと海老が増えてきたのに、ここで引き返したくはない
前回の潜行で確信したのだが、ジェティの帰路は全く海老がいなくなる。 そう海老の噂は団地のおばちゃんを遥かに凌ぐスピードで広まるのだ。
ヤマランチさんには悪いが、帰りは超長距離水面移動で帰りましょうね。ってことで、残圧はナイショで海老を探す
数分したのち何故かヤマランチさんが近寄ってきた。 デカい海老でも獲って自慢しにきたのか? なんて思っていると僕の残圧計にライトをあてているではないか!
しまった!バレたっ。。

ちょっと睨まれたあと、やむなくUターン開始。
やはりジェティの帰路に海老の姿は見当たらない。 こういうネガティブな予感だけは当たるんだよなー。

残圧が500psiになったところで浮上。 ヤマランチさんはまだ1,000psi以上あったようだ。
毎度のことだが、申し訳ない。。

浮上後、恒例の水面成果発表会
実はこの時、今晩はひょっとするとヤマランチさんより多く獲っているのではないかと思っていた。 というのも、今日は海老影が比較的少なく、僕が見つけたのも運が見方してくれている感じがしていたからだ。
そこで僕は「いやー怪しいサイズ3匹ですわー」とあたかも自分にしては不作だったかのように言い放ってみた。
すげー、いつの間にそんなに獲ったの!?」っていう反応を期待していた。
ところが、ヤマランチさんの反応は期待を裏切るものだった。。 「そっかー、残念だったねー。でもまぁヒデオさんにしては上出来じゃない」。 たしかに僕にしては上出来だ。 だが、その余裕のコメントはもしや!

僕:「で、ヤマランチさんは?」
ヤマランチさん:「ん?4匹。今日はあんまりいなかったねー」

でた。 あんまりいなかったといいながら4匹。 やっぱりさすがだこの人は。

しかも僕の場合、まだ計測していない3匹だ。 実は前回ここで5匹ゲットしたのにもかかわらず、4匹がギリギリアウトでさようなら事件があったばかりだ。
今夜の成果が3匹なのか、2匹なのか、1匹なのか、0匹なのかは大きな差だ。
そう、長さんを越すのか、並ぶのか、及ばないのかの境目なのである。

洗濯機状態の水面を往路同様にガブガブ塩分補給しながら祈るような気持ちでビーチへと向かった。
そんな帰り途、なんと目の前に1本の流れ星が流れた。 まるでオールリーガルサイズであることを暗示しているかのように。

ようやくビーチに辿り着き、いよいよ計測タイム

1匹目:見た感じでいけそうな大きさだ。どうだ?OK!
2匹目:見た感じで微妙なサイズだ。どうだ?NG! (これで、長さんを抜くことができなくなってしまった。。)
3匹目:見た感じで微妙なサイズだ。どうだ?OK!

結果は2匹。 「今日で抜けるか!?」と思っていたので、少し残念な気持ちはあったが、大先輩の長さんに並ぶことができたのは本当に嬉しい

「おいおい、1年目から海老なんてそんな簡単に獲れるもんじゃないぞ」
「「こんなチッチャイ海老獲ってくるなんて、どういう神経してんだ!あぁ!」

など、さんざんいじめられてきただけに、僕はずーっとこの日のために潜っていたといっても過言ではない。
ここからは、いままで以上に潜ってシーズン終了時に
長さんに赤っ恥をかかせてやるぞ!

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